第402章

前田南はククにぬるま湯の入った水筒を渡し、少し飲ませてから遊びに行かせた。

「いい? あまりはしゃぎすぎないでね。お医者様も言ってたでしょ。手術してまだ二ヶ月も経ってないんだから、大事にしなきゃ駄目よ」

ククはもう興奮を抑えきれない様子だ。

「ママ、分かってるってば。もうみんなと遊んでもいい?」

「ええ、行ってらっしゃい」前田南は微笑んで言った。

保育士が秩序を維持する傍ら、主任らしき先生が歩み寄ってくる。

「ククちゃんのお母様ですね?」

前田南は頷いた。「はい、そうです。何かございましたか?」

「お父様は……?」先生は辺りを見回した。「実は、ご両親揃って決めていただいたほう...

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